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ISO9001の読み方

(1) ISO9001は”やり方”は書いていない

ISO9001のタイトルにある要求事項とは、組織がおこなうべき必要な事項を定めたものです。

 

たとえば、組織は必要な品質記録を保管、維持する必要があります。

(これはISO9001の要求事項のひとつです) 

しかし、ISO9001は品質記録を保管、維持する方法(以下「やり方」)は定めていません。

 

他の例では、組織は顧客満足に関する情報を入手する必要があります。

しかし、ISO9001は情報を入手する「やり方」は定めていません。

 

このように、ISO9001では「何をやるか(What to)」を規定しています。

しかし、その要求事項を満たすための「やり方」、すなわち「どのようにやるか(How to)」

は規定していません。

 

ISO9001は、具体的な「やり方」は何も決めてはいません。

 

それでは誰が「やり方」を決めるのでしょうか?

 

組織(例えばあなたの会社)が、具体的な「やり方」を決めるのです。

 

どのような「やり方」を採用するかを決定するのは組織(会社)自身なのです。

 

具体的な「やり方」は、自分たちで決めるしかない。

この認識が、組織に合った効果的な品質マネジメントシステムの構築と運用を

可能とします。

 

 

ひとつの例で説明します。

 

「○○部門は、品質記録である製品検査の記録を適切に管理する」

といったルールは、どのように実行すればよいでしょうか。

 

「管理する」というルールから、具体的なやり方をイメージすることは困難でしょう。

 

「管理する」という表現は、「何をやるか(What to)」であって、

「どのようにやるか(How to)」ではありません。

 

この例でも分かるように、「管理する」というルールを実行するための具体的な

「やり方」は、組織で決めるしかありません。

そのことがシステムを構築するという意味なのです。