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ISO内部監査(活用編)

マンネリ化した監査

マンネリ化した監査とは、”進歩のない内部監査”のことです。

 

ISO9001は、マネジメントシステムの有効性の継続的改善を求めています。

継続的改善とは、組織の能力を繰り返し高めていく活動です。

そのような活動の重要なインプットのひとつが内部監査なのです。

 

内部監査のレベルアップがなければ、継続的改善のためのインプットも変わりません。

これでは外部圧力(顧客や審査登録機関からの改善要求)がない限り、システムの改善は

期待できないでしょう。

  

ISOを運用する企業には、内部監査プロセスの絶え間ない改善が望まれます。

そのことで外部圧力に頼らない自立的なシステムの運用が可能となると考えます。

 

(原因と対策)

 

主な原因は、内部監査プログラムの策定のやり方が変わっていないためです。

 

ISO9001規格が求めているように、監査の対象となるプロセス、領域の状態、重要性、

これまでの監査結果を考慮して、監査プログラムは策定されなければなりません。

 

どのように考慮するかは企業それぞれですが、内部監査プロセスの改善のためのやり方

は必ず検討すべきです。

 

以下はマンネリ化した監査を変えるためのいくつかの対策案です。

これ以外にもさまざまなやり方が可能でしょう。

 

1. 監査のアプローチを変える

 

会議室で行っていた部門別監査の方式を、現場で行う追跡方式に変える、

またはプロセスアプローチ方式を採用するなどです。

 

実際に発生した品質問題の原因(要因)を追求するような監査のアプローチも効果的です。

企業の実態に見合ったアプローチであれば良いでしょう。

 

2. 監査の重点項目を設定する

 

規格要求事項の適合性を確認する以外にも、内部監査ではさまざまな目的を設定できます。

例えば、「特定の目的を持たす上でのマネジメントシステムの有効性の評価(ISO19011:2002)」

もそのひとつです。 特定の目的を内部監査での重点項目にするのです。

 

「何を重点項目とすべきか」を事前に決めておきます。

監査責任者の判断だけで決定するのではなく「内部監査員会議」などの会議体で関係者間で

コミュニケーションを図りながら決定するのが良いでしょう。

 

3. チーム構成や実施時期を変える

 

内部監査チームのメンバー選定のやり方を見直すのも効果的です。

 

例えば、ある部門監査では、その部門の活動のアウトプットを受けとる部門(すなわち社内顧客部門)

の責任者をメンバーに入れるなどです。

 

全部門を同じ時期に監査するのではなく、毎月、異なる部門を監査してもかまいません。