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ISO内部監査(力量向上編)

(6)是正処置の評価が大切!

ISO内部監査を通じて業務改善を行うには、次の2つがキーポイントです。

 

(1) 改善につながる指摘

 

(2) 効果的な是正処置

 

(1) 改善につながる指摘ができることは、内部監査員の力量向上の目的です。

(2) 効果的な是正処置を行うのは、内部監査員ではなく被監査部門の責任です。

 

しかし、内部監査員が貢献できる範囲もあります。それが是正処置の評価です。

 

是正処置の評価とは、とられた是正処置(または是正処置計画)が、適切で効果のある

内容かをチェックすることです。

 

内部監査員がすぐれた指摘を行っても、効果のある是正処置が実行される必要があります。

そうでなければシステムや業務の改善には結びつきません。

だから是正処置はたいへん重要です。

 

内部監査員による評価は、実際には形だけの確認にとどまっている企業が多いようです。

 

しかるべき評価をおこなう能力は、内部監査員の力量のひとつです。

 

 

以下に評価を行うときのポイントを2つほど紹介します。

 

1. 真の原因の追究がされているか

 

ある結果には原因が必ずあります。

望ましくない事象(例えば不適合)を引き起こす真の原因を取り除かないかぎり、

有効な再発防止はできません。

内部監査員は、被監査部門が真の原因を追究する活動を行っているかを検証すべきです。

 

注意すべき点があります。

 

内部監査員は、被監査部門が結論付けた原因の良否の判定をしてはなりません。

あくまでも真の原因の追究活動に焦点をあわせるべきです。

 

提示された原因が納得できない場合、被審査部門責任者に次の質問をすべきでしょう。

 

なぜこれが真の原因と考えられたのですか?

 

 

2. システムは何か変更されたか

 

是正処置が効果的な場合は、何かが変わっているはずです。

 

たとえば、文書が変わる、設備が変わる、人の力量が変わる、作業方法が変わる、作業環境が変わる、

責任・権限が変わる、材料が変わるなどです。

 

文書、設備、人などをシステムの要素といいます。

要因と呼ぶほうが分かりやすいかもしれません。

 

何も変わっていなければ、それは有効な再発防止策ではありません。

 

有効とは考えにくい対策の例を以下に示します。

この対策で変わったシステムの要素は思いつきません。

 

作業ミスがないように注意して確実に作業をおこなう。

 

内部監査員は、被監査部門が行なった対策で何が変わったか確認してください。

 

提示された対策が納得できない場合、次の質問をすべきでしょう。

 

この対策で対策前から何が変わったのですか?

 

 

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