ISO内部監査(力量向上編)
(3)チェックリストは自力で
内部監査員の方は、作業文書となるチェックリストを自力で作成することです。
時間はかかりますが、間違いなく力量向上に役立ちます。
自力作成する効果を下記に示します。
1. 規格要求と被監査部門の関係が事前に把握できる。
2. 実地監査での時間配分が予想できる。
3. 実施監査で確認すべき事項の優先順位がわかる。
一人で作成が難しいときは、複数の内部監査員で共同で作成してもかまいません。
大切なのは自分で考えて工夫することです。
前述した文書のレビューと併せて作成すると効果的です。
多くの内部監査ではチェックリストが利用されています。
しかし、そのチェックリストは導入当時のままで見直しもされていないのではないでしょうか。
この問題は、形式的な監査が行われるひとつの原因と考えています。
詳細は、ISO内部監査(活用編)形式的な監査を参照ください。
応用の効かない質問形式のチェックリストが多いのも、内部監査員の力量が不足が原因です。
力量がある内部監査員は、チェックリストに拘束されずに監査の道具(ツール)として使用できます。
チェックリストは内部監査員の力量に依存します。
力量に見合ったチェックシートを使うことが大切でしょう。
そのようなチェックリストを作成できるのは内部監査員自身なのです。
ある程度の力量がある内部監査員向けのチェックリストのサンプルを紹介します。
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